2021年入職 医療福祉学部卒業 日中活動支援部 Oさん


介護士になることが将来の夢だった

福祉に対しては、小学校低学年くらいの頃から興味がありました。もともとお年寄りの方と話すことが好きで、身体を動かすことも好きだったので、ずっと介護士になることが将来の夢でした。中学生のころ授業の一環で、職業体験活動があり、私は福祉施設に行きました。実は学校指定の事業所の中には福祉施設はなかったので、自分で探して体験させてもらったのですが、その時の経験はすごくいい経験になったと思います。同じ体験でも、小さい時に思う感想と今とでは全然違うので、小さいころから関われて良かったなと思います。

学生時代にやって良かったと思うことは、自分から色んな福祉の分野を見てきたことです。中学生の頃の職業体験もそうですし、大学の実習もそうですし、自分から様々な場面に足を運んだことで、色んな障害を持つ方のことを知れたというのは、想像がつきやすくて、今すごく役に立っています。


大学では障害について学ぶ

高校生時代までは「福祉よりも看護分野に進めばどう?」と言われることが多かったのですが、看護分野に興味を持ったことは一度もなかったんです。治す、ということよりもその方自身に寄り添うことに興味があったんだと思います。

大学では医療福祉学部に入って、介護福祉と社会福祉を一緒に学びました。特に障害について学びたいと思っていたので、介護コースの中で障害分野を専攻していました。「障害」と聞くと全員が違うイメージを抱くような幅広さが興味深いなと思い、介護コースの中でも障害分野を専攻していました。障害を持った方に対して地域でどのような支援が行われているのか全く想像できなかったので学びたいなと思い、選びました。私は「障害」という風にはあまり捉えていなくて、「個人の性格」の一環のように捉えています。障害分野を専攻する人は大学ですごく少なくて、介護コースを選んだ方のほとんどはは障害分野よりも高齢分野を選択するんです。それもなんだか不思議だなと思っていました。

大学を卒業して就職する際、大学の先生から「まずは大きい法人施設に入ってみれば?」というアドバイスをもらい、最初は障害者支援施設に就職しました。その施設は知的障害の方が多かったのですが、大学生の時も特に知的障害について学んでいたので、そこを選んだという経緯もあります。前職は入所施設だったので、利用者さんの作業の支援や、入浴介助、排泄介助等、1日中のサポートを行っていました。

私自身も他に働いている方もそうだと思うのですが、仕事に対して悩むことはもちろんあっても、逆にそれが面白かったり楽しく感じることがあるので、そう思えるからこそ続けられているんじゃないかと思います。前職で3年働いた後、くるみに転職しました。ホームページにワークライフバランスという文言が書いてあって、私はプライベートもすごく大切にしたいタイプなので、その点もありここにしましたアニバーサリー休暇があったりだとか、スタッフたちは用事があるときにはすぐに協力してくれます。育休を取ったスタッフも、育休から戻ってきたら時短で働いていて、そういう姿を自分が見ているので安心して働けていると思います。


利用者さんと一緒にスタッフも楽しむ

私は主に18歳以上の利用者さんの日中の支援を行っていて、一緒に作業をしたり、利用者さんの作業をちょっと手伝ったりするお仕事をしています。

委員会は地域つながりプロジェクトに所属していて、地域の方と繋がれるイベントを作っています。前回は季節に合ったイベントを企画して、私は装飾係を担当しました。岡本さん(理事長)の考えもあり、地域の人と関わるイベントでは福祉施設感を出さないような飾りつけ等を工夫しています。

くるみに入るまでは、利用者さんが楽しめればそれでいいなと思っていたのですが、くるみは利用者さんだけではなくスタッフも楽しんでいて、そこが一番楽しいなと感じます。日常業務の中でも、ずっと誰かが笑っていて、例えば利用者さんの行動も、「色んな捉え方をしたら面白くなるんじゃないかな」とか、利用者さんに対して、「この仕事が実は合うんじゃないかな?」とか、そういう会話が結構多いですね。なんでも楽しくさせてもらっています。


開かれている職場

大変だったことは、知識の面で他のスタッフに追いつくことでした。最初にたくさんの量の研修を受けて、それがすごく大変だったのですが研修のおかげで追いつけたかなという感じです。

くるみにもいろんな職種のスタッフがいるので、全然違った観点から話を聞けます。研修も、看護のスタッフが受けている研修を私たちも受けたりもしています。

生活介護(※1にはまだ医療的ケアの方はあまりいないのですが、今医療的ケアを受けている子どもたちが、大きくなって生活介護に入ってきた時のことを想像しやすいというか、こういうお仕事が合うんじゃないかとか。

くるみのスタッフは連携が取れていて、話してくれる方が多いです。先輩に対しても後輩に対してもすごく相談しやすくて、開かれている職場だなと感じます。先輩からは、こういう伝え方をすれば分かりやすい、という伝え方を盗んでいます。相手がすんなり受け入れられるような伝え方をする方が多いです。否定から入るのではなく「こういう考えもあるんじゃない?」「みんなどう思う?」という言い方をするスタッフが多いです。1人に仕事を全て投げないという職場の雰囲気をすごく感じます。

将来的には、くるみの先輩方みたいになりたいなと思っています。目標になるような方が多いです。私はまだ知識不足だと感じているので、先輩方に追いつくためにはまずは学びからかなと思います。くるみでの研修を受けてから、知らなかったことをすぐ調べる癖がつきましたね。

※1・・・大人の方の日常生活を補助する分野


スタッフの皆さんに聞きました!

求人情報一覧

ページトップへ